ロッカーの合鍵作成は基本的にどのメーカーの鍵でも可能で、手元に届くまでの時間も早いです。とくに最近ではインターネットで鍵番号や写真を送るだけで、合鍵を作成することも可能になりました。
その際に注意したいのが、ロッカーなどの合鍵を作成する理由が「紛失した」「盗難にあった」という場合です。このような場合は防犯上、合鍵作成でなく鍵交換が適切となります。
本コラムでは、合鍵をつくるときの注意点や、費用相場などをご紹介します。ロッカーの鍵を紛失して困っている方や、じつはセキュリティが心配な鍵がある……という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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ロッカーの合鍵作成で確認するポイント
ロッカーの合鍵をつくるときには、どのようなステップを踏んで業者に依頼すればよいのでしょうか。ここでは、合鍵を作成するときに必要な情報についてご紹介していきます。
ロッカーの合鍵作成は可能?
ロッカーをはじめとする、オフィス家具や備品などの道具は、基本的に合鍵をつくることができます。また合鍵は、鍵番号やメーカー名などがわかれば、すぐに作成することができるのです。
時間もあまりかけずにつくることができるため、鍵を失くしてしまいそうで心配な方は、合鍵作成の検討をしてみるとよいでしょう。
合鍵を作成するならココを確認しよう!
ロッカーの合鍵を作成する際に確認すべきポイントは3つあります。合鍵を作成する際には、以下の3つの項目を明確にしておく必要があるのです。それぞれ一緒に確認していきましょう。
・刻印されている鍵番号
鍵番号は基本的に鍵穴に刻印されています。鍵番号はそれぞれの鍵によってすべて異なるため、よく確認してください。また鍵番号は、アルファベットと数字の組み合わせになっていることが多いため、読み間違えないように注意しましょう。
鍵番号を読み間違えてしまうと、別の合鍵がつくられてしまうことがあります。
・鍵のメーカー名
鍵のメーカー名は、ロッカーの側面や背面などに貼ってある製造シールを確認するとよいです。もし、製造シールが剥がれていて、メーカー名を確認することができない場合は、鍵番号から判別するとよいです。
鍵番号はメーカーによって使用しているアルファベットや数字が異なるため、その組み合わせからメーカー名を判断することができます。
・鍵の種類
合鍵を作成するには、鍵の種類を把握することが欠かせません。ロッカーに使われている鍵はおもに、ピンタンブラー錠といわれ、鍵山がギザギザになっているのが特徴です。
鍵の種類がわからない場合はどうしたらいい?
鍵番号やメーカー名がわからない場合は、写真を撮って業者に送るとよいです。具体的には、鍵穴の写真、鍵の表と裏の写真、ロッカーなどのオフィス家具といった周囲を含めての写真を撮っておくとよいでしょう。
写真はできるだけ業者の方が判別しやすいように、わかりやすく鮮明に撮るとよいです。
合鍵の種類と作成にかかる時間
ロッカーや家などの鍵をつくる際には、それぞれの鍵の種類に応じて、作成方法が異なります。この章では、合鍵の種類や作成方法、作成にかかる費用などについてご紹介していきます。
ピンシリンダー錠の作成
ピンシリンダー錠は、鍵の側面片側がギザギザした形になっているのが特徴です。おもに、ロッカーやデスクの引き出しの鍵などに使用されています。ピンシリンダー錠の作成にかかる時間は5分前後と、とても早く作成ができます。
ディスクシリンダー錠の作成
ディスクシリンダー錠は、鍵の側面両側がギザギザになっているのが特徴です。こちらの鍵は、オフィスやマンションなど、比較的多くの場所で使われています。鍵の作成にかかる時間は5分前後です。
ディンプルシリンダー錠の作成
ディンプルシリンダー錠は、鍵の側面はまっすぐで表面にデコボコが見られる鍵です。ピンシリンダー錠やディスクシリンダー錠と比べて防犯性が高いのが特徴です。
見かけとは違い、意外と複雑な構造となるため、作成にはやや時間がかかります。そのため、40分前後は見ておいたほうがよいでしょう。
ここまでで、鍵には色々な種類・防犯性のレベルがあることが分かりました。もし、ロッカーの鍵やご自宅の鍵でセキュリティー面に不安があるなら、今より防犯性の高いタイプの鍵に交換して備えることができます。
どんな鍵がよいのか、どれくらいの費用でどこまで防犯できるのかなど、色々疑問があるかと思います。気になる点は、業者のフリーダイヤルや無料の現地調査を活用してみるとよいでしょう。
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合鍵の作成でかかる費用相場
鍵の種類によってかかってくる費用は異なります。前項で取り上げた3種類の鍵について、具遺体的な費用相場は下記になります。
- ・ピンシリンダー錠:300円~800円
- ・ディスクシリンダー錠:500円~1000円
- ・ディンプルシリンダー錠:2000円~4000円
とくにディンプルシリンダー錠は、その構造上ほかの鍵と比べても費用が高くなる傾向にあります。そのため、合鍵を作成する際は、必要な数だけつくるようにしましょう。必要以上の合鍵をつくると、その分費用もかかってきます。また防犯上のリスクも高くなるため注意しましょう。
合鍵作成で注意することとは?
この章では合鍵を作成するときに、気をつけておきたいポイントについてご説明していきます。実際に合鍵をつくろうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
合鍵が作成できる場所とは
合鍵をつくることができる場所は、以下のようなところです。
- ・鍵屋
- ・ホームセンター
- ・百貨店
- ・雑貨屋
- ・ネット販売
鍵の作成といったら、その道のプロである鍵屋などを想像するかもしれません。しかし、じつはホームセンターや百貨店などでも、合鍵をつくることができることがあります。
もし、急なトラブルに見舞われた際は、近くのホームセンターや百貨店に問い合わせて鍵の作成をしてくれるかどうか確認してみましょう。
また、最近ではネットでも合鍵をつくることができます。鍵の写真や鍵番号、メーカー名ななどを業者に送ることで、すぐに作成してくれるのです。忙しくて直接店舗にいくことができない方などは、インターネットを活用してみるとよいでしょう。
ただし、冒頭でもお伝えした通り、もし鍵の紛失や盗難などに見舞われた場合なら、安全な対応は合鍵作成でなく鍵交換です。これについてはのちほど詳しくお伝えしますので、防犯のためにもお目通しくださいね。
合鍵作成で気をつけるポイント
合鍵を作成するときは、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、知っておきたい注意点を4つ取り上げて説明していきます。
・合鍵が作成できるのかを事前に確認
賃貸物件に住んでいる場合、必ず事前に大家さんに合鍵をつくってもよいか確認を取っておきましょう。確認を取らずに合鍵をつくってしまうと、契約違反で住んでいる部屋を追い出されるおそれもあります。
賃貸物件の場合、鍵の所有者は大家さんにあるため、基本的には勝手に合鍵はつくってはいけないことになっています。
また鍵の種類によっては、合鍵の作成ができないケースもあります。これは店舗によって取り扱う鍵が違うため、事前にホームページなどで確認しておくとよいです。
とくに、もともと持っている合鍵から新たな合鍵は作成することができない場合があります。合鍵は、本来の鍵を複製したもので、目では判断できないほどの誤差があるのです。
そのため、合鍵から合鍵をつくると、鍵穴に入らないなどトラブルが生じることがあります。このような理由から、業者によっては取り扱っていないところがあるので事前に確認しておきましょう。
・作成に伴って必要なものを用意しておく
合鍵を作成するときは、複製してもらう鍵のほかに必要なものがあります。ピンシリンダー錠やディスクシリンダー錠の合鍵をつくる場合は、鍵のほかに身分証明書がいることがあります。
またディンプルシリンダー錠の場合は、複製する鍵のほかに、鍵の情報が書かれたセキュリティカードが必要になってきます。店舗に出向く際は、あらかじめ電話等でなにが必要なのか確認して、鍵と一緒に忘れずに持っていきましょう。
・マスタ―キーを1本残しておく
マスターキーとは、元鍵のことをいいます。賃貸や戸建てなどでは、あらかじめ入居時に2本以上の鍵を渡されることがおおいでしょう。
合鍵をつくるときは、普段から使っている鍵ではなく、なるべく使用されていない元鍵を使って合鍵をつくるようにしましょう。なぜなら、普段から使っている鍵は、少し劣化していることがあり、その鍵から合鍵を作成すると誤差が生じるおそれがあるからです。
・合鍵を作成しすぎない
「合鍵は、たくさんつくっておいたほうが緊急時に対処しやすい!」と思いがちです。しかし、そのような思いから必要以上に合鍵をつくってしまうと、鍵の管理が大変になってしまい、盗難などのリスクも高まります。
そのため、合鍵を作成するときは、必要最低限の個数だけにしましょう。必要な数だけの合鍵をつくることで、鍵の管理もしやすくなります。
カギ紛失のときは合鍵作成よりも新規作成にする!
鍵を紛失してしまった場合は、スペアの鍵を複製して合鍵をつくろうと考える方もいるでしょう。しかし、紛失した鍵が誰かに拾われていたり、じつは盗難されているとしたら、その鍵を使ってロッカーを開けられたり、家の中に侵入されるおそれがあります。
そのため、鍵を紛失してしまったときは合鍵をつくるのではなく、新たな鍵に交換するのが正しい対処です。新しい鍵にすることで、防犯面や安全面を確保することができ、安心して過ごせるでしょう。
いま鍵の紛失やセキュリティー面などで困っている方は、鍵業者に相談してみるのがおすすめです。ご希望があれば現地まで無料で調査にうかがい、トラブル要素を分析して対処法をお伝えすることもできます。即決しなくても大丈夫ですので、見積りをもとにじっくりご検討ください。
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まとめ
ロッカーをはじめとする、さまざまな家具やオフィス用品などは、鍵番号とメーカー名がわかれば、合鍵をつくることができます。また合鍵の種類によって、価格や作成時間が異なるため、事前に業者のホームページなどで確認しておくことをおすすめします。
ロッカーの鍵を紛失もしくは盗難された場合は、合鍵作成だけでは防犯面で不安が残ります。ロッカーだけでなく、家にセキュリティー面が気になる鍵がある場合なども、早めに鍵業者に相談して正しい対策をおこないましょう。
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