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鍵の歴史を学ぶ|最古の鍵と未来の鍵?いま必要なことは「防犯性」

鍵の歴史を学ぶ|最古の鍵と未来の鍵?いま必要なことは「防犯性」

あなたの家に付いている鍵も、ルーツをたどれば北アフリカのある国にたどり着きます。そこはピラミッドとスフィンクスで有名な、世界的に古い歴史をもつ国。そうです、鍵にはとても古い歴史があるのです。

鍵の歴史をたどっていくと、鍵はいつも同じ目的で使われてきたことがわかります。それは、「安全を守る」ことです。現代で使われている鍵には、古代からほとんど同じ仕組みで残っているものもあるのです。

この記事では鍵の歴史と、現在使われている鍵の種類について解説していきます。また、家の防犯をする上で大切なポイントも紹介していくので、家の空き巣対策などにお役立てください。

鍵の歴史 ~最古の鍵~

最古の鍵は、どのような形をしていたと思いますか。もし銭湯の靴箱に付いているような木の札でできた簡易的な鍵を想像したのであれば、歴史上最古の鍵がいかに複雑だったかを知ると驚くことでしょう。鍵の歴史は古代エジプトから始まります。

鍵はいつからあったのか?

鍵はいつからあったのか?

歴史をひも解くと、現代で確認されているなかで最初の鍵が登場したのは紀元前2000年にまでさかのぼります。古代エジプトで作られた「エジプト鍵」が人類史上最古の鍵。古代の道具でありながら、現代の鍵の仕組みと共通する、鍵の形に合わせて内部のピンが動いて開錠する「ピンシリンダー」という構造を備えていました 。

ピンシリンダーは錠前(鍵の穴のほう)の内部に複数の長さの違うピンが入っていて、それを鍵で正しい高さまで押し上げて開錠する仕組みです。これは現代の南京錠や玄関の鍵に使われている仕組みと基本的に同じです。約4000年前から、人間は同じものを使っているのですね。

何のために使われていたの?

最古の鍵が登場する古代エジプトでも、鍵は現代と同じように大切なものを守るために使われていました。当時の鍵は巨大だったため、倉庫などの大きな建物に備え付けられ、作物などの貯蔵品や宝物を守るために使われたと考えられています。

紀元前300年頃のギリシャ時代やその後のローマ時代には鍵の小型化が進み、たんすのようなケースや家の玄関などを守るためにも使われるようになりました。加工技術の進化によって鍵に装飾をあしらうことも増え、調度品として珍重されることもありました。それでも、今も昔も鍵の基本的な用途は変わっておらず、「防犯」のために生まれ、進化してきた人間の知恵の結晶なのです。

昔の鍵は何でできていた?

古代エジプトの鍵は、木を使って作られました。鍵穴も鍵も木製で、鍵は巨大であったため見つからない場所に保管していたようです。やがて小型化が進み真鍮などの金属が使われ始め、ローマ時代には鉄製のものが作られ始めます。このように鍵は木製からより丈夫な金属製へと変化し、現在の差し込むタイプの鍵はステンレス製のものが主流です。

いっぽう鍵が普及する前には、ひもを複雑な形に結んで鍵のような役割をもたせていました。しかし、ひもを結ぶのには時間がかかりますし、解くことも時間をかけたり道具を使ったりすれば難しくはありません。ひもの時代は調度品や食料を安全に保管できる方法はなく、大切なものを守るためには人が付きっきりで見張る必要があったことでしょう。

防犯対策が弱いと、盗みが発生してしまいます。ひもから鍵へ、そして金属の鍵へと変わっていったことで大切なものを守り、より確実に犯罪を抑止することができるようになりました。鍵の発明と素材・構造の進化は人間の生活を便利に、そして安全に変えたのです。

ウォード錠とは

ウォード錠は、古代ローマ時代から現代まで、実に2000年以上も使用されている簡易的な鍵です。素材は金属製で、鍵の持ち手には楕円形などをした柄(え)があります。鍵の先端には複雑で芸術的な、開錠するための切れ込みが入っています。鍵を回すときに、先端の板の切れ込みが錠前の中の障害を正しく通過すると開錠できる仕組みです。

ウォード鍵は錠前の中にある障害物の形が複雑であればあるほど防犯性が高まるため、この障害物に対応した鍵の先端部分の形状が時代を追うごとに複雑になっていきました。機能を追い求めた複雑な形状や、持ち手に施される装飾など、形の美しさから愛好家が多い鍵です。

日本最古の鍵とは?

日本最古の鍵とは?

日本で最初の鍵は現代から約1370年前の西暦650年に登場し、「海老錠」という名前で呼ばれており、中国などの大陸から伝わったとされています。そのころ日本では「大化の改新」という社会の変化があり大変な時期でした。このころ最初の元号「大化」が制定されましたが、2019年5月から始まった「令和」は大化から数えて248番目の元号になります。

日本最古の鍵は、大阪府にある野々上遺跡で発掘されました。エビのような形をしていることから「海老錠」という名が付いていますが、その仕組みはとても独特です。

まず、ロックするにはハの字に反った2本のハリガネが付いたかんぬきを、錠前に挿し込みます。かんぬきを挿すとハの字の構造が内側で引っかかって抜けなくなり、ロックがかかります。

開錠するときは、先端がコの字型になっている棒を差し込み、中で引っかかっているハの字のハリガネをすぼめます。するとハの字型のかんぬきが抜けるようになり、鍵を開けることができる仕組みです。

この海老錠は平城京や平安京など、古代の日本で盛んに使われました。奈良にある、古代の宝物庫・正倉院 や、家庭に置かれるような仏壇の鍵にも同じ仕組みの鍵が使われています。用途は内部の安全を守るためで、その点は現代と変わりません。

鍵にとっていちばん重要なのは「安全性」

古代の鍵は、エジプトやヨーロッパそして日本でも変わらず同じ目的で使われました。それが「大切なものを守る」という目的です。鍵は「安全性」を追求するために、素材を変え仕組みを変え、防犯性を高めてきました。

現在ある鍵には、「鍵と錠前」を使った昔からあるものや、パスワード式のもの、さらにはカード式のものなどさまざまな種類があります。さらなる進歩により、今後は鍵を持ち歩く必要がない時代も来るといわれています。この章では鍵の種類について紹介し、空き巣対策として空き巣に狙われにくい鍵と家の特徴も紹介します。

現在の鍵の種類

現在の鍵の種類

鍵は防犯性や利便性、好みにあわせてさまざまな種類から選ぶことができます。それぞれの特徴を書き出してみました。

・ディスクシリンダー錠
シンプルで耐久性のある鍵として広く普及している、鍵に切れ込みとおうとつがあるタイプです。取り付けが簡単で普及率が高いですが、ピッキング(鍵を不正に開けること)をしてこじ開けることができてしまうという弱点もあります。新しく取り付けるカギにこれを選ぶのは避け、新型であり防犯性の高い、ロータリーディスクシリンダーなどを選びましょう。

・ピンシリンダー錠
鍵の切れ込みのよって錠前内部のピンが押し上げられると開錠するタイプのものです。机や裏口などの簡易的なロックに使われます。基本的には内部のピンを正しい高さで押し上げることができれば開いてしまうので、ハリガネのような工具でピッキングができてしまいます。

・ロータリーディスクシリンダー錠
ディスクシリンダーの防犯性を高めたもので、非常に細かな鍵の切れ込みの違いで開かなくなるほど高精度なため、ピッキングが困難な鍵です。

2019年現在では、ディスクシリンダーの生産はほとんど終わっており、より高性能なロータリーディスクシリンダーへと徐々に更新されているようです。

・ディンプルシリンダー錠
鍵に切れ込みを入れるのではなく、鍵の平面にくぼみを作ることでパターンを複雑にしたタイプです。ピッキングはほぼ不可能です。

・マグネットシリンダー錠
磁石の引き合う力で鍵を開閉します。これによりピッキングが極めて困難な構造を実現しています。小さな鍵ですので、ロッカーや事務机などに使われます。

空き巣犯に狙われにくい鍵と家の特徴

空き巣犯は忍び込む家を手当たり次第に決めているわけではありません。侵入しやすい家を見分け、人の目を盗める時間帯に犯行に及びます。空き巣をおこなう前に犯人がチェックする場所を知り、空き巣犯から狙われにくい家を目指しましょう。

・防犯性の高い鍵を使っている
ディスクシリンダー錠などのピッキングが可能な鍵は防犯性が低いため、空き巣犯がチャンスだと思うポイントです。鍵はピッキングができないディンプルキーやロータリーディスクシリンダー錠を採用すると、空き巣をしようという気をそぐことができます。また、同じ理由で鍵をふたつ設置するツーロックも効果的です。これは窓の鍵などにも同じことがいえます。

・死角がない家
まわりから家のようすが見えると、犯人が空き巣に及ぶスキを減らすことができます。どうしてもできてしまう死角には、防犯カメラや動きに反応するライト、防犯性の高い鍵を扉に取り付けるなどの対策をしましょう。

・留守かどうかが外見からではわからない家
空き巣をするとき、犯人にとって重要な情報は、家の中に住人がいるかどうかです。留守かどうかの判断は、窓のカーテンや郵便受けにものが溜まっていないかなどの外見から判断できます。

外出中は窓のカーテンや雨戸を閉めておき、郵便受けの中を空にしておけば、留守かどうかがわかりにくくなります。このように、ちょっとした工夫が防犯につながるのです。

鍵を持たない時代が来る?

もう、鍵を持たない時代は来たといってよいでしょう。機械仕掛けで動いていた鍵は、これまでは鍵を差し込み、回す必要がありました。しかし、今ではカードキーやパスワード式など、鍵穴のない鍵が登場しています。

・カードキー
アパートやマンションなどでよく導入されています。カードだけで開閉できるものや、パスワードを併用するものなどがあります。

・キーレスキー
車に多く導入されている、鍵を取り出さなくても開けられる鍵です。鍵を持った人が近づき、車のドアノブなどに取り付けられているボタンを押すと開錠します。家の玄関にも取り付けることができます。

・パスワード式
決められた暗証番号を入力すると鍵が開きます。キーを持ち歩く必要のない鍵です。ただし暗証番号を知られた場合は簡単に開けられてしまう欠点があるためカードと併用する場合もあります。

鍵のことならいつでもご相談ください

鍵の歴史は古く、人は鍵によって暮らしの安全を守ってきました。現在ではさまざまなタイプの鍵が存在し、ピッキングをされる可能性がほぼゼロに近いものもあります。種類の選択肢が多いからこそ、用途に合ったものを選びたいものです。

鍵の取り付けや交換、鍵が開かない、点検がしたいなどでお困りの方は、弊社にご相談ください。古い鍵は新しいものに変え、安全性を高めていきましょう。弊社は全国の加盟店のなかから、お客様のご要望に合わせて最適な業者をご紹介します。まずは無料の電話相談窓口からお問い合わせください。

まとめ

鍵の歴史をたどると、最古の鍵はエジプトにある「エジプトの鍵」であることがわかりました。基本的な鍵の仕組みと役割はこの時期に発明され、その後現代まで4000年もの間受け継がれてきたのです。

現在では、鍵のいらないものも登場してきています。鍵の登場以前にはひもを複雑に結んで大切なものを守っていたことを考えると、キーレス技術の発明は防犯技術の大きな進化ではないでしょうか。最新の鍵は防犯性も高く利便性も高いため、古いものはより便利な鍵に買い替えておくのもよいのではないでしょうか。

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