鍵の防犯対策、トラブル予防について

鍵の役割とその為の対策

日本は世界的にも治安の良い国と言われていますが、泥棒や強盗、ストーカー行為などの凶悪犯罪も注目されており、世の中の防犯意識はむしろ年々高まっています。ここでは住まいの侵入犯罪を防ぐ鍵の役割に注目しながら、犯罪被害を防ぐ手段や関連する防犯グッズの人気商品などについてもチェックしておきましょう。

住まいの鍵の役割

住まいに敷地外部から入り込んでくる空き巣対策としての役割をはじめ、防犯対策の方法で鍵は最もイメージしやすい存在でしょう。鍵のある場所は玄関、裏口、勝手口、窓など、住まいの各所に見られ、防犯の要としての役割を果たしています。防犯対策が必要な場所は、マンションの防犯や軒先のある戸建住宅など、住まいによっても変わってきます。場所に合った鍵を選ぶことで、大切な住まいを守ることができるのです。

施錠忘れに要注意

  • 空き巣

  • ストーカー行為

  • 凶悪犯罪

犯罪者が盗難目的などで住まいに侵入する際、最も安全な侵入手段は、留守宅の施錠されていない出入口を使うことだと言われています。鍵のこじ開のような手段を使うよりも痕跡が残りにくく、時には盗難被害や侵入そのものに気づかれないこともあるので、住まいの無施錠部分からの侵入は窃盗犯にとっては都合が良く、ストーカーなどの侵入者に対しても、容易な侵入から深刻な犯罪へと行為がエスカレートする確率を高めてしまう心配があるのです。

警察庁が公表している、平成27年の空き巣被害をはじめとした侵入窃盗に関する統計データでも、最も多かった侵入手口は無施錠箇所からの侵入だったとされています。日常的な無施錠箇所は盗難に利便性の高い住まいの弱点となってしまうため、盗難の再発防止や更なるトラブルの発生を回避するためにも、施錠を徹底やCP認定基準を満たした鍵の導入など防犯体制の見直し、鍵の管理・メンテナンスも各世帯で定期的に検討することなどが薦められています。

大切な家を守るためには

鍵を中心とした防犯対策

過去の統計によれば、平成12年頃はピッキングによって国内で被害者続出の状況が長く続いていました。当時はピッキングの技術だけが広まっていた時期で、ピッキング防止機能を持った装置の開発が追いつかず、多くの住まいの鍵が抵抗力の無い状態だったことがその理由だったようです。今ではピッキング防止の対策も様々な方法が開発され、セキュリティ構造の高い鍵が生活必需品といってもいい程普及しつつあります。ですが、そんな防犯性能の向上した鍵も時には無力になってしまう場面もいくつか想定できます。単純なケースではスペアキーが盗まれるといったことがありますし、ひょっとしたら、更に高度な鍵開け技術が考え出されるかも知れません。鍵による住まいのセキュリティ確保を考える時には、そうした技術競争の動向などにも注目してみると良いでしょう。

鍵の防犯機能は、侵入者が用いる工夫を凝らした鍵開け手口に対抗する形で発達したものもあります。そこで、多くの被害があった代表的な鍵開けの方法とともに、その対策技術についてを見てみましょう。中でもピッキングやバンピング対策では最新の技術を用いた製品が多く使用されている点が特徴的で、目に見える予防策で空き巣対策に効果的とされている補助錠取り付けのような方法と違い、通信販売で補助錠を購入し自分で取り付けを行うような設置はほとんど行われません。

手口
ピッキング鍵穴に金属製の工具を挿し込んで解錠する
バンピングバンプキーと呼ばれる特殊なシリンダーキーを使って解錠する。
サムターン回し鍵穴近くにドリルなどで穴を開け、内側から鍵のつまみを回す
対策
ディンプルキーなど耐性の強い製品への鍵交換
合カギの作れない暗証番号方式や指紋認証の導入
硬度部品のガードプレートや防犯シリンダーなど防犯商品の設置

鍵の紛失防止グッズ

もしも外出先で鍵を紛失し、その鍵が悪意のある人の手に渡ってしまったら、それは住まいが無施錠になっているのと同様に危険な状態です。そんな紛失の未然防止をキーホルダーの選択で行うこともできます。
「手元から鍵を落とさないためのコード」「スマートフォンのGPS機能を利用した紛失防止アラーム」など、今では多彩な機能を持ったアイテムが小さなキーホルダーとして使用できるようになっています。また、緊急時用のブザーのような防犯用品も小型で高性能なものが増えていますから、それらを組み合わせれば出張などで遠出をする際にも最善の防犯対策を考えることができるでしょう。

おすすめ防犯アイテム
  • 防犯ブザー

  • 防止GPS

  • スマートロック

  • 落下防止コード

これらの持ち歩く鍵に使用できるアイテムは、個人としての鍵の紛失や防犯対策に有効なだけでなく、オフィスや店舗など、複数人で共有している鍵の管理でも大きなメリットが得られます。多くの人の手を行き来することが前提となっている鍵は、不特定の場所の持ち運ばれたり、一時保管の場所がいくつかあるものもあって紛失の機会も多くなってしまいます。そうした鍵には、持っている人が落下防止コードなどを使用するだけでなく、常に所在地を確認できるセンサー機能なども併せて付けておけば、万が一鍵が紛失した時にも早期発見ができる管理体制をとることができます。そうした費用は防犯対策の必要経費として個人負担とは別に検討できる場合もありますから、住まいの鍵だけでなく、仕事などで使う鍵についても万全の紛失対策を考えてみましょう。

より総合的な住まいの防犯対策

鍵開け対策や紛失防止によって住まいは強い防犯機能を持つことができます。ですが、それらの対策は行った後にもきちんと管理やメンテナンスを行わなければ効果が持続できないこともあります。また、鍵の他にも住まいの安全性を高められる部分はたくさんありますから、仰々しい身辺警備やパトロールを雇う程でなくても、比較的年会費の安いホームセキュリティサービスや、防犯シャッターつきの窓、防犯サーチライト、強化ガラスといった防犯対策も必要に応じて取り入れていくとよいでしょう。

ご紹介してきたように、住まいは鍵を中心に様々な方法を用いて防犯対策を行うことができます。中には、種類がたくさんありすぎて何をすればいいのか分からない、といったこともあるかもしれませんが、そんな時は市販の防犯書などに付いている対策チェックシートを利用したり、鍵の業者に相談するなどして最適で効果的な方法を選択していきましょう。そして、鍵の分解などが必要となる作業では業者の施工を利用して、住まいの心配を安心に変えてみてはいかがでしょうか。

<